「言葉ダイエット」で学ぶ! 文章力向上のコツ
はじめに
私はあるスタートアップ企業でエンジニアをしています。主に、資金繰りに悩む人々をサポートするサービスの開発に取り組んでいます。
最近、仕事やプライベートで文章によるアウトプットする機会が増えてきました。しかし、文章が読みにくく冗長になってしまう課題があった。そんな時、同僚から「言葉ダイエット」という本をオススメしてもらい、興味を持ちました。 この記事では、「言葉ダイエット」の概念と目的を簡単に説明し、実際に取り組んだ方法や得られた効果を共有します。
これから文章の美しさやわかりやすさを追求しようとしている方、またはすでに取り組んでいる方に役立つ情報を提供できればと考えています。ぜひ最後までお読みいただき、自分の文章力向上に役立ててください。
「言葉ダイエット」とは
「言葉ダイエット」の基本概念は、簡潔でわかりやすい文章を書くことを目指すアプローチです。
書籍の中では、文章が読みにくい理由は、ただ一つ。「書きすぎ」です
と書かれていました。
「言葉ダイエット」を実践することで、文章がスマートになり、読みやすい文章になることが期待できます。
「言葉ダイエット」の具体的な方法
色んな文字数削減の手法が紹介されていました。 今回は筆者がよくやりがちな為に印象に残っているものを、いくつかピックアップして紹介したいと思います。
抽象論禁止
以下5つのポイントが書かれていました。長くなるので修飾語禁止の内容だけ紹介します。
- 修飾語禁止
- カタカナ語禁止
- 具体的なことだけを書こう
- 「前提の共有」は最小限度に
- 「抽象=見出し」「具体=本文」
修飾語禁止
修飾語禁止の具体的な例は次のようなものが挙げられていました。 (※ 新作スマートフォンの宣伝文が例文になっています。)
ダイエット前
革新的で洗練されたボディデザインは、上質をてにする喜びを味わえるとともに、毎日にフィットします。
ダイエット後
無駄を削ぎ落とした、手から滑り落ちにくいボディデザインを採用しました。
"革新的で洗練されたボディデザイン"は読み手と書き手で解釈がブレそうですよね。 ボディデザインについて具体的なメリットだけが文章になっているので、読み手がイメージしやすくなっています。
こそあど&接続語の連発禁止
以下2つのポイントについて書かれていました。
- 「その」「この」には特に注意しよう
- 体言止めを使いこなそう
それぞれのポイントについて触れていきます。
接続語の多用に気をつける
接続語を多用すると、文章が冗長になります。 "「その」「この」の連発は、読み手に幼稚な印象を与えます"とも書かれていました。笑 実際に書籍にあった例文を紹介します。
ダイエット前
①企業にとってブランディングは重要な意味を持ちます。 ②しかし、社会の変化により、このブランディングの意味するところは大きく変化したのです。
ダイエット後
広告などのコミュニケーションだけではなく、企業の行動自体が、ブランドを作るようになってきているのです。
①の情報はそもそも説明不要な前提なので入りません。①を削除することによって「しかし」・「この」を削除。 こそあど言葉が多くなった時は、そもそも情報が多すぎないかなどを疑った方が良いかもしれませんね。
「体言止め」を使いこなす
体言止めをうまく使いこなすことで、接続語を使わずに文をつなげることが可能になる。 "体言止めを使うと、ややカジュアルながら、リズミカルで読みやすい文章になります"とのこと。
書籍に載っていた体言止めを活用した例を紹介します。
ダイエット前
電気自動車は、ガソリン自動車に代わるものとして注目されています。そこでは、バッテリーの大量生産が課題とされています。
ダイエット後
ガソリン自動車に代わるものとして注目されている電気自動車。課題とされているのが、バッテリーの大量生産です。
「そこでは」を省略し、文末が「ます」で繰り返し終わっているのを回避できています。
感想
印象に残ったフレーズ
「修飾語禁止」の章にて。
解釈がブレ用のない、具体的な言葉だけを使うことが大切なのです。
解釈がブレ用のないというのがハッとさせられた表現でした。 私自身、独特な言い回しをしがちだったので今後気をつけようと思いました。笑
「こそあど&接続語の連発禁止」の章にて
不安な気持ちが膨れ上がった結果起きるのが、こそあど言葉など接続語の多用です。
接続語を多用してしまう筆者にとってはとても耳の痛い話でした。笑 そして、接続語を使わなくとも文章のつながりはきちんと読み取れるのだと気付かされました!
## 言葉ダイエットを読んで とても学びが多い一冊でした。 細かいところを気にかけることで、とても簡潔に文章が書けることを学べました。 自分で気づくのも限界があるので、「言葉ダイエット」をGPTに学習させて指摘して貰うサポーターにします。笑
まとめ
「言葉ダイエット」は、簡潔で伝わりやすい文章を書くための有益な手法でした。 これを実践することで、読み手にとって魅力的な文章を書くスキルを磨いていくことができるでしょう。
筆者も精進していきたいと思います。記事を見てくださった皆さんも読みやすい文章をどんどん書いていきましょう!!